作品名「乗鞍岳」




45.5×33.3cm
キャンバス油彩
2015年10月

2015年8月2日に乗鞍岳(剣ヶ峰 標高3,026m)に登りました。

乗鞍岳は登り口の畳平(標高 2,702m)がもう樹林限界を超えていて、そこから1時間半で行ける手軽な山です。

いきなり山と天空のパノラマが広がる風景の中、夏の強烈な日差しを受け、まぶしく輝く白い岩だらけの登山道を登り始めました。

すぐにハイマツと高山植物帯が広がり、豊富な雪渓も残っていて夏の高山の雰囲気に満ちていて、思っていたよりもとても良い山でした。

この絵は畳平に向かう途中から見た乗鞍岳を描いた風景です。

右側から朝日岳(標高 2,975m)、蚕玉岳(こだまだけ 標高 2,979m)、剣ヶ峰でこの稜線を朝日岳は手前トラバースで登りました。

沢山の人が列を作って登るような状態で、静かな山を楽しむような状況ではありませんでしたが、快晴で視界を遮る物が無かったので、素晴らしい山岳風景を眺めることができました。

登山としての達成感は今一つでしたが、久しぶりに夏山の気持ち良さを味わうことができました。

前夜泊まった乗鞍高原温泉と登山後に泊まった泡の湯温泉のどちらの宿も硫黄の香の温泉らしいお湯で美味しい料理と共に心身が癒されました(^_^;)

帰りに寄った上高地では、梓川に架かる河童橋とその上に聳える穂高連峰などの美しい風景も見ることができました。

ポンコツおじさん達にとっては適度な山登り、天気に恵まれた美しい風景、鄙びた温泉、美味しい料理(宿と松本の蕎麦など)とトータル評価では、very good な夏の山旅となりました(^^♪

体力的に年々厳しくなっていますが、また来年の夏も山と温泉の素晴らしい山旅を楽しみにしたいと思うこの頃です<(`^´)>

※ 細かく描くのが好きですが、市販の中目のキャンバスでは布目のデコボコが邪魔して思うように描けません。

それで、今は中目のキャンバスにジェッソというアクリル画材を10何回も塗って布目をできるだけ潰し、その後細かい紙やすりで磨いてツルツルの画面を作り上げ、そのキャンバスに描いています。

この処理が面倒でまたデコボコが微妙に残ってしまい、今一不満に思っていました。

そこで、今回は布目が細かくデコボコの殆どない細目のキャンバスを試しに購入し、それにファウンデーションオーカーなどで下地処理をして使いました。

普通に使う中目のキャンバスの約3~4倍の値段ですが、絵具の馴染み具合、細かい部分の描きやすさ等は手間をかけたキャンバスとほぼ同じでした。

これから以前のようなキャンバス作りに戻るのか、この割高なキャンバスに替えるのかなかなか悩ましい問題です(-_-)

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