作品名「小樽の運河の風景」




53.0x41.0cm
キャンバス油彩
2019年10月

ここ3年ほど夏は青春18きっぷ※で旅行しています。一昨年は北海道の道北~道東、昨年は東北の日本海方面に行ってきました。

そして今年は北海道の鉄道と街のローカルな雰囲気が忘れられず、また道南~道央に来てしまいました。

最初から北海道まで青春18きっぷで行くのは辛いので飛行機を使うのが普通です。今年は初めて北海道新幹線に乗ることにしました💓

大宮駅から新函館北斗駅まで5時間を切るスピード。東北本線の鈍行と青函連絡船を乗り継いでやっと到着した遠~い北海道は昔の話です。

新函館北斗駅から本来の18きっぷでの旅を始めました。本日は小樽まで。18きっぷでは今日はそれ以上進めません。

一両だけの車両に客はちらほら。右手の噴火湾を眺めていると、昔と同じ車窓の風景にはるか二十代に乗った頃を思い出し、ちょっと感傷的な気持ちになりました😢

さて小樽では名物の鮨を食べるのが本日の楽しみです。宿泊したホテルの人に美味しいお店を聞きました。

石造りの格調のあるお店で、北海道ならではのネタが小樽流?に柔らかく握られた小ぶりなお鮨が供され、話通りの美味しさでホテルの人に感謝😊

翌日は朝早く起きて運河沿いの道を歩きました。

いつもは観光客で混んでいるとのことですが人もまばら。静かな風景が広がっていました。

今年の北海道は内地(本州のことを北海道の人はこう言います。もう気分は北海道人ですね~)と同じように暑かったですが、朝のこの時間はまだ涼しく気持ちの良い散歩をすることができました。

小樽は学生時代に一度訪れたことがありますが運河に来るのは今回が初めてです。

明治の頃からのレンガや石造りの古い倉庫が立ち並び、北海道開拓の時代、海運で栄えた小樽の歴史が偲ばれました。

まだ夜が明けたばかり。空の一部に陽が射して橋の方は明るくなっていますが、こちら側はまだ太陽の光が十分届かず運河の水面は暗いままです。

幅広の帽子を被ったおしゃれなお母さんと小学生の男の子が橋の方に遠ざかって行きました。

そんな早朝の運河の風景です。

※ 青春18きっぷ JRの普通列車と急行列車は5日間乗り放題、特急は乗れません。年齢制限なし、オジサンでも問題なく購入できます<(`^´)>

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