作品名「ノンラーを持つアオザイの女性」




45.5×33.3cm
キャンバス油彩
2016年5月

女性が持っているのはノンラーというベトナムの伝統的な藁でできた笠です。

田舎の農民や市場で野菜を売っている人など被っている人をたびたび見かけました。

学生時代にベトナム戦争が頻繁に報道されていましたが、その時の映像でベトコンが良くノンラーを被っていたのを思い出しました。

いずれにしてもノンラーはアオザイと共にベトナムを象徴する代表的なアイテムです。

世界にはいろいろな民族衣装がありますが、女性用のアオザイは日本の和服と共に最も美しい民族衣装だと思います。

アオザイを着た女性はこの前描いたばかりですが、その美しさにすっかり魅了されもう一枚描いてしまいました( ^^) _U~~

緑の自然を背景に、若いベトナム女性が色鮮やかな青いアオザイを着てノンラーを手に持ちポーズを取っています。

同じアオザイの女性ですが前作とは印象の全く異なる絵に仕上がりました(描いた自分も(@_@。❢)

モネの「日傘の女」に倣うと、前作が「アオザイの女(右向き)」この作品は「アオザイの女(左向き)」と言った感じでしょうか?(-.-)

ところで、ベトナムは帰ってから魅力を感じてくる不思議な国です。

旅行中は移動に使うタクシーの不便さ(運転手さんはベトナム語しかわからず目的地が通じないこともたびたび、またボラない会社のタクシーを選ぶ煩わしさもありました(-.-)や街中でのひったくりへの警戒(安全に対して意識の低い日本人は格好のカモです)などに気を取られ、ベトナムの良さを十分に感じることができませんでした。

しかし、帰ってみると独特な自然や田園の風景、旧市街や市場の佇まい、アオザイ姿の女性(*゚ェ゚*)テレ、それに何より美味しかったベトナム料理などが懐かしく思い出されます。

今度行く機会がありましたら、高級ではない普通の宿に長逗留し、朝の早いベトナムの路地を地元の人に交じり散歩し、地元の庶民的なお店でフォー、生春巻きなど様々なベトナム料理を食し、落ち着いたカフェで蓮茶やベトナムコーヒーでのんびり時間を過ごしたいと思います。

また、日が暮れたら地元の居酒屋でここにしかない肴とベトナム特有の氷で薄まったビアホイでベトナムの夜を楽しみたいと思います。

いつの日か、時間を気にせずベトナムのゆっくりと過ぎる時の流れに身を任せたらと思うこの頃です!(^^)!

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