作品名「尾瀬横田代から望む至仏山」
53.0×45.5cm
キャンバス油彩
2023年9月
梅雨明け後の7月29日、日帰りで尾瀬の鳩待峠に行きました。
朝6時50分に新宿を出発した小型バスは渋滞に嵌まり、鳩待峠到着は11時でした。
山に入るにはかなり遅いスタートです。
尾瀬ヶ原には何度か行っているのでアヤメ平を目指すことにしました。
すぐに登りが始まり、久々の山道と山の空気に気持ちが高揚してきます。
快晴の中、樹林帯をしばらく歩いていると、遠くの方から雷鳴がかすかに聞こえイヤな予感です。
アヤメ平の少し手前の横田代で昼食を摂りました。
夏雲湧く青空に青く霞んだ至仏山(標高2,228.1m)の美しい姿が見えます。
程なくして、燧ヶ岳の方から黒っぽい雲がだんだんと押し寄せてきて、雷鳴が近づいてきました。
これは来るなと思い、昼食を食べている場合ではないと中断、すぐに下山しました。
樹林帯に入ると同時に近くの木に雷が落ちました(私はとっさに木道脇の草むらに倒れ込んでしまいました😲
買ったばかりのアルミのストックやメタルのメガネ、またこれは捨てられない数本の金歯などを身に付けているので、今度来たら直撃もあり得る状況です。
やばし。下山を急がなくてはなりません。
やっと鳩待峠に戻ると、雷が本格化、土砂降りの豪雨となりました。
間一髪でセーフです。
群馬方面の登山では午後には下山と気を付けていたのに大失敗です
アヤメ平からの燧ヶ岳の姿を見るのを楽しみにしていましたが残念。
それでも湿原を前にした至仏山の優雅な姿を見れただけ幸運でした。
鳩待峠〜至仏山〜尾瀬ヶ原〜燧ヶ岳〜御池と縦走したのは、はるか昔の20代後半です。
その後も、笠ヶ岳に登る前日に尾瀬ヶ原から至仏山を眺めたことがありますが、このたびの至仏山が一番良かった印象です。
横田代の湿原には、可愛らしいキンコウカ(下山した鳩待峠の写真で後で知りましたが)が一面に咲いていました。
雷に遭い怖い思いをしましたが、美しい至仏山に出会えたので🙌ですかね👴