作品名「新潟の池の風景」
53.0x41.0cm
キャンバス油彩
2019年7月
2018年の8月初めに上越の八海山に登りました。
同行するのはメタボ体型で運動不足のオジサン達(私は少し太目なだけかな~<(`^´)>
山道を歩ければそれで満足、最初から登頂は望まず、ただ清々しい山の空気に触れて山の風景を見れればいいなあとの可愛らしい計画です。
予定通り途中から引き返してきましたが、かっと照りつける夏空の下 草いきれのする道で汗をたっぷりと掻き、久しぶりに夏山の雰囲気を味わえました😸
さて山から下りたら楽しみは温泉と🍺しかありませんね。
魚沼米の青々とした稲穂が一面に育っている畑作地を抜け、山間にポツンポツンと建物が点在する鄙びた宿に着きました。
小学生や幼児を連れた親子連れの客が多く、日中は自然観察に出かけたり、暗くなってからも蛍を見に行ったりと充実した家族の時間を過ごしていました(片やオジサン達は山登りに疲れ果て、温泉に浸かっては🍺を飲んでボケーっとしているだけです😞)
子育てが生活の中心?だった遥か昔の頃が思い出され、自分にもあんな時があったんだとちょっぴり懐かしい気持ちでした😢
翌朝起きるとすでに日が射していて、オジサン達は久々の山登りの疲れと普段より多めの酒でぐったり寝込んでいました。思いっきり浴衣から体が出てて人には見せたくない姿です(私もでした)
室内は淀んだ空気が残っていて、それに比べ早朝の戸外は爽やかで気持ちよさそうです。そこで一人で散歩に出かけることにしました(年を重ねてから、いつも人より早く起きちゃうんですね~😼
宿に着く前に迎えの車からちらりと池が見えたので、そちらの方に行ってみました。
池は「お松の池」という名で、お松という娘が身を投げた悲しい伝説があるとのこと。かなり大きな池で一周したら1時間以上はかかりそうです。
暑い一日になりそうな予感を感じますが、朝のこの時間はまだ涼しく、畑や庭の手入れをしている人がちらほら。
朝早いので太陽はまだ低い位置にあり、陽の当っているところと陰になっているところが微妙に混在していました。早起きのおかげで、いつもは見ることのない朝の陰影に満ちた風景に出会うことができました。
特に美しい風景ではありませんが、日本の里山の風情に日々の煩雑な生活(?_?)に疲れた心身が癒されました~。