作品名「フッカー谷からのアオラキ山」
45.5×33.3cm
キャンバス油彩
2016年12月
ニュージーランドに行ったのは1988年の新婚旅行でしたので、もう28年前なんですね~(*゚ェ゚*)テレ❢
アオラキ山はマオリ語で一般的にはマウントクックとして知られるニュージーランドの最高峰で標高 3,724メートル、富士山より少し低い山です。
クライストチャーチから小型の飛行機で山々の間を縫うようにして殺風景な空港へ到着しました。
最初はそこでセスナ機に乗り換えて上空から観光する予定でした。
しかし、遊覧飛行からちょうど降りてきた人達が真っ青な顔で気持ち悪そうにしているのを目撃し、急遽予定を変更してフッカー谷を散策することにしました。
私たち以外トレッキングする人は誰もいず、広大な空と大平原、忽然と現れる白く輝くアララキ山の美しい風景を見ることができ、遊覧飛行をキャンセルして良かったと思いました(*^^)v、
澄んだ空気と少し肌寒かったのが印象に残っています。
手前に咲いている花はルピナスという外来種の花で、繁殖力が強く雑草のように至る所で咲いています。
その後、ミルフォード・サウンドというフィヨルドも訪れ、日本では見られないニュージーランドの大自然に触れることができました。
旅行から帰るといよいよ二人の生活が始まり、まもなく長女が生まれ、その後長男も誕生しました。
それからしばらくは子供中心の生活が長く続き、手軽なパステルや油絵を時々描きましたが、数年描けない時も普通でした。
今では子供たちも成長し、長女は都心の職場に通い、長男は来年大学を卒業し就職の予定です。
私はこの5月に退職し、この頃では今まで家族を支え続けてくれた妻と過ごす時間が増えてきたところです(^_^;)
あの頃から随分時が経ちいろいろな出来事がありましたが、あっという間にここまで来てしまったというのが正直な心境です(まさに光陰矢の如しですね~((+_+))
ニュージーランドは私達家族のささやかな歴史?が始まった思い出の地です。
※ 山肌、樹木などの描写にペインティングナイフを久しぶりに使いました。