作品名「夕暮れのワットアルン」
53.0x41.0cm
キャンバス油彩
2019年4月
仏教国タイのバンコクでは王宮周辺に隣接したワット・プラケオ、ワット・ポー、ワット・アルンの三大寺院を訪れるのが観光の定番です。
近くまでタクシーで行くと大変な渋滞で、ちょうど春節の時期でしたので道路は中国人やその他の国の観光客でごった返していました。
人の多さとタイのむわーとした暑さにまだ慣れていないこともあり、急速に観る気が萎えてきました。
それでも人で満ち溢れたワット・プラケオ、同じく混み合ったワット・ポーは何とか観ることができました。
しかし、やっと入れた涼しいカフェでシンハービールとタイ風チャーハンの昼食を食べたら、またあの暑さと人混みに耐えてワット・アルンを観る気がなくなり、涼しいホテルに一旦戻ることにしました。
しばし休憩後、何のためにタイに来たのか分からないので、夕方にワット・アルンを観ながら食事ができる人気のタイ料理のお店に出かけることにしました。
地下鉄の最寄り駅で降りて、通りがかりのトゥクトゥク(タイ独特の三輪タクシー、運賃は運転手との交渉次第、日本人には吹っ掛けてくるとの悪評あり)に乗り込みました。
見た目も不誠実なチャラ男の運転手は、途中から不案内なこちらに行き方をタイ語😞で聞いてくる始末で、分からなくなったのか船着場の近くで船で行けと降ろされてしまいました(アリャリャ❢料金はぼったくるし、川なんか渡らないのに何だよ😡)
仕方がないので、スマホの配車アプリで近くの白タクを捕まえました.
今度は真面目そうなおじさんの運転手さんで、初めは会話(タイ人には珍しく英語が通じました)が和やかでしたが、途中から次第に不機嫌となり声を荒げることもあったりで、不穏な雰囲気のままお店に着きました(ヤレヤレ"(-""-)")
お店では、一番良い席は欧米人に占領されていました<(`^´)>が、それでも刻々と変化する夕焼けの風景を観れる席に案内され、少し気分が良くなってきました。
ワット・アルンはこの地に王朝を開いたタクシン王ゆかりの寺院で、高さ75mの大仏塔の姿はバンコクを象徴する景色の一つです。
手前の川はチャオプラヤー川、バンコクの幹線道路のような川で市内のあちこちに多くの船が行きかい、観光船も多数出ています。
食用?カエル🐸のタイ料理も美味しかったですが、何よりも夕暮れのバラ色から次第に漆黒に変化する空を背景にして輝くワット・アルンの姿が一番の御馳走でした。