作品名「Summer of ’42」




45.5×33.3cm
キャンバス油彩
2014年9月

この絵は1971年のアメリカ映画「Summer of ’42 邦題 思い出の夏」の1シーンをモチーフに描いたものです。

教室で初めて描いた人物で逆光を背に受けて佇む主人公をイメージしました。

以前の人物画と随分異なる印象となりました。

私がこの映画を見たのは渋谷の名画座で公開後数年してからですから、もう40年以上も前のことになります。

私は当時大学生で、その頃東急文化会館(現在渋谷ヒカリエに建て替え)に名画座があり、授業をさぼっては古い映画を良く見たものです(-"-)

ストーリーはこんな内容です。

1942年の夏、戦時下とはいえ、戦争の影など全く無いのどかなアメリカ東海岸の小さな島に15歳の男の子3人がバカンスにやってきます。

3人組みの一人ハーミーは町で美しい年上の女性ドロシーを見かけ夢中になります。

ドロシーはハーミーを子供としてしか見ていませんでしたが、やがて彼女のもとに出征していた夫の死亡通知が届きます。

その夜、ハーミーはドロシーと一夜を過ごします。

翌日恋に落ちたハーミーがドロシーを訪ねると、ドロシーは既にいなくて一通の手紙だけが残されていました。

少年のひと夏の甘美でほろ苦い恋と大人への旅立ちを描いた映画でしたが、自分のその頃を思い出し胸が疼きました。

こんな経験を持つことができた少年をうらやましく思ったものでした。(-_-)

主人公ドロシーがとてもエレガントで美しかったのが印象的でした。

ミシェル・ルグランの美しいテーマ音楽が1942年の映像に被さり、甘く切ない抒情性を醸し出していました。

この絵を描いていて自分の青春時代(*゚ェ゚*)テレ❢を思い出し、あの頃に戻ったような気持ちになりました(T_T)

今の映画は見たときは面白いのですが、この映画のように心に残る作品が少なくなりましたね(+_+)

Webdesign service by Sarkis. Outsourcing by FreelanceWebmarket.