作品名「壁際の女性」
45.5×33.3cm
キャンバス油彩
2016年7月
壁際に立ちこちらを振り向いている女性の肖像です。
以前は外国(欧米系)の女性ばかり描いていましたが、最近はアジアの女性の美しさに目覚めアジアの女性を中心に描いています。
このたびは日本女性をモデルにきめ細かい肌や長く美しい髪、女性らしい手の質感などを表現したいと思いました。
女性の持っている優しい雰囲気を表現したいと描いた一枚です。
人物画は風景画に比べ使える色の種類は多くありませんが、画面に感情移入がしやすく自分なりの人物像を表現できるので描いていて楽しいジャンルです。
人物画では顔の表情、特に眼の表現がとても重要です(+_+)
眼の表情で顔の印象は一変するので一番時間をかけるところです。
こちらを見つめる人間の眼はそれだけでインパクトがありますので、視線が強くならずまた自然になるよう苦労しています。
顔の表情、身体を描き込むのにいつも悪戦苦闘していますが、楽しくスリリングな経験でもあります。
このワクワク感は他のジャンルでは味わえず人物画ならではのものです。
それに比べ風景画や静物画は対象と一定の距離を保ち、淡々と描くような感じでしょうか。
その時の気分で風景、静物と人物を描き分けています。
そのうち人生の年輪を感じさせる男性など描く人物の幅を広げたいとは思っています。
しかし、当分は女性の人物画で行きたいと思うこの頃です<(`^´)>