作品名「若い女性」




41.0×31.8cm
キャンバス油彩
2015年3月

外国の女性の肖像画を描きました。

外国の女性を描くことが多いのは髪や瞳の色などいろいろな色が使えるからです。

そのうち日本の女性も描いてみたいと思いますが、その時は服装などで多彩な色を使えるよう工夫したいと思います。

女性の肖像ばかり描いていますが、いつの日か人生の年輪を重ねた男性の肖像画も描けたら良いなと思っています。

人物画は風景画に比べてあまり多くの色を使えませんが、顔の造作や表情、体のボリューム感など描いていて楽しく魅力のあるジャンルです。

その人物の外見だけでなく人柄、雰囲気も表現したいと思いますが、なかなか思うように描けず悪戦苦闘の連続です(>_<)

この絵では彼女の髪の豊かな美しさ、華やかな雰囲気と存在感を表現したいと思いました。

今回は今までの描き方と全く異なる技法で描きましたが、今までの人物画と全く違う画風?になりましたね(*^_^*)

これからしばらくはこの技法で試行錯誤を繰り返し、自分なりのスタイルに近づきたいと思います。

この技法は、市販キャンバスに下地材(アクリル画材のジェッソが主成分)を約10回ぐらい塗って乾かした後、細かい紙やすりで表面を削ってツルツルの平坦な画面を作る専用キャンバスの作成から始まります。

描き方も以前のような硬い豚毛ではなく柔かい材質の絵筆で絵具を画面に擦り込むように塗り、またグレージング(絵具を多めのオイルで溶いた薄塗り)を繰り返して絵具の層を何層も重ねて、画面に深みと奥行きを出してゆきます。

仕上げまでにより多くの時間がかかる描き方です。

地のキャンバスより細かくリアルに描けますが、それだけに丁寧な筆づかいを要求される描き方です。

前作「北欧の女性」でキャンバスの下地作りが作品の成否を左右することがわかりましたので、時間と根気のいる作業ですが暇な時にキャンバス作りに励みたいと思います(ー_ー)!!

Webdesign service by Sarkis. Outsourcing by FreelanceWebmarket.