作品名「絵の前の女性」




53.0x41.0cm
キャンバス油彩
2020年2月

このところ風景が続いていましたので久しぶりに人物を描きたくなりました。

人物と言っても私の描くのは女性ばかりで男性を描く気持ちには全くなりません😾

女性の美しい姿、優しい表情を描きたいというのが創作の原動力です。

この度の人物は濃い青のドレスを着た女性。優雅なポーズでこちらに顔を向けています。

女性はホテルの一室でしょうか?壁にかかった絵の前で艶然と微笑んでいます。

さて、私にとって絵を描く時間は世間の煩雑な俗事(たいした俗事でもありませんが😼)を忘れて、絵画の世界に没頭できる至福の時間です。

またその時間は自分と対象の両方に向かい会う時間でもあります。

人物を描いているときはいつもそうですが、画面の中の人物が話しかけてくるような不思議な感覚にとらわれます。

どのように描いてほしいのか語りかける声が聞こえてくるような気がします。

風景画を描く時はそのような気持ちにならないので人物画特有の心理かもしれませんし、私だけがそう感じるのかもしれません。

この一月ほど、女性の声に導かれて創作に励んできました。

彼女のおかげでキャンバスに向かうのがとても楽しく、幸福な時間を過ごすことができました😸

もうこれ以上手を入れるところがなくなり絵が完成しました。

ほぼ毎日会っていた彼女とも今日でお別れです😿

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