作品名「走るサラブレッド」
41.0×31.8cm
キャンバス油彩
2015年 8月
馬は好きな動物です。
犬や猫などのペットほど身近ではありませんが、馬は自転車や機関車、自動車が登場するまで人の移動手段として重要な働きをしてきた人類の友達です。
小さい頃、近所に馬の絵が上手なお兄さんがいて、その絵を真似て良く馬の絵を描いていました。
その時にはどうしてもそのお兄さんの様には描けず、そのうち大人になったらウマ(馬 *^_^*)く描けるのかな~と思っていたものでした。
あの頃から時がかなり経ち、もう十二分に大人に成りましたので、このたび幼い時に良く描いていた馬の絵を描くことにしました<(`^´)>
馬には、農耕用や重量物運搬のための大きくて頑丈な馬や愛玩用で可愛らしいポニー等多くの品種がありますが、このたびは競走馬として最も馴染みのあるサラブレッドを描きました。
サラブレッドは、速さを求めて改良に改良を重ね到達した品種で、無駄のない引き締まった身体で走る姿が何とも言えず魅力のある動物です。
競馬には全く興味がありませんが、テレビでたまに大きなレースを見るとその走る姿の美しさに見入ってしまいます。
フランスのロマン主義の画家で夭折したジェリコーに、「エプソムの競馬」という絵があります。
写真がまだ登場しておらず、瞬間の動きが分からなかった時代、想像で描いたのか馬の動きが現実にはありえない感じですが、競馬の躍動感が見事に表現されている素晴らしい作品です。
ジェリコーとは比べようもありませんが、私も疾走する馬の躍動感、スピード感そしてダイナミックな人馬の動きを表現したいと思いました。
この絵を描いて、人物も楽しいですが動物の絵もなかなか面白いなと感じました。
動物のジャンルを新設し、シリーズで描くのも良いかなと思い始めたこの頃です(^^♪
※ この絵を描いている最中(2015年8月2日)に、大勢の人で賑わった乗鞍岳に登りました。
その帰りに松本の蕎麦屋で、あろうことかビールのつまみに馬刺しを食べてしまいました(@_@;)
長野名物の馬刺しはあっさりしていて美味しかったですが、描いている馬の絵が目に浮かび複雑な気持ちでした。
オウマちゃん m(__)m