作品名「秋の木賊小舎」




53.0×45.5cm
キャンバス油彩
2021年12月

WV19期の久保さんが亡くなられてから50年ということで、2021年10月30日に「久保滋幸さんを偲ぶ集い」が鹿沢で催されました。

20期の私は久保さんにお会いしたことはありませんが、以前に駒沢公園の集いに行ったこともあり、その縁で参加しました。

16期から20期までの21名が集まり、20期では外に安達さん、友野さん、矢島さんが参加しました。
 
当日は秋晴れ、皆で三々五々からまつと白樺の混在した道を角間峠の追悼碑までのんびりと歩きました。

私たち以外に歩く人もほとんどいない静かな山。黄葉が鮮やかで秋の冷たい空気が爽やかに感じられました。

昔ワンゲルで好きだったからまつの歌が自然と蘇ります。

🎵
からまつの林を過ぎて
からまつをしみじみと見き
からまつはさびしかりけり
たびゆくはさびしかりけり

からまつの林を出でて
からまつの林に入りぬ
からまつの林に入りて
また細く道はつづけり
(1、2番のみ掲載。8番まであります。良い詞ですね〜😥)

角間峠付近からは紅葉した湯の丸山、四阿山、うっすらと雪をかぶった浅間山、遠く北アルプスの白い峰々までが見えました。

コロナ禍で出かけられない日々が続いていましたので、久しぶりの鹿沢の自然に心が洗われるような思いでした。

やっと着いた追悼碑は、一面の熊笹の中に埋もれそうで石には緑の苔が所々付着し、周りの木々も大きく成長していました。

亡くなられてから50年という歳月の長さが思われました。

追悼碑を囲むように皆で集まり、19期の峯岸さんから挨拶があり献花がなされました。

19歳で亡くなられた久保さんはほぼ同い年、もしここに集う私達と同じように生きることができたら、どんな人生が待っていたのだろうと改めて痛ましく思えました。

翌日、20年以上?ぶりに木賊小舎を訪ねました。(前夜は鹿沢国民休暇村に宿泊)

数年前の台風で前の湯尻川の橋が流され長靴で渡るような有様でしたが、山小舎は健在でした。

学生時代から何度も訪れた山小舎には青春(恥ずかし😆)時代~のいろいろな思い出が残っています。

中に入ると覚えのある小舎の匂いがし記憶とほとんど変わらない佇まい。

2階に上がっても変わらない姿にとても懐かしかったです。

さて、前日から絵になる風景を探していましたが、これはという風景が今ひとつ見つかりませんでした。

下に降りたところ、ストーブに薪をくべていた大先輩の16期井崎さん(師匠)から豪快に「バイ!山小舎がいつまであるかわからん。あるうちに絵に描いてよ」(正確ではありませんが、こんな感じでした)とOrder?を頂きました😉

そこで小舎の周りを一巡していたら、後ろから見た風景が良いなと思いました❗️(声をかけてくれた井崎さんに感謝🙇‍♀️

ということで、からまつと白樺の森にひっそりと佇む山小舎の絵を描いた次第です(薪ストーブの煙が漂っていて良い雰囲気ですね~)🙆

※ TMUWVのホームページ(https://www.tmuwvob.com/private/wordpress/)にも掲載しています。より原画に近い画像ですのでこちらの方もご覧ください。

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