作品名「世界遺産ハロン湾 scene2」
45.5×33.3cm
キャンバス油彩
2016年3月
ハロン湾へのバスツアーはベトナムの交通事情を体験できる絶好の機会でした。
ベトナムはバイクが大変多く中には4人乗りの子連れの一家などもいて、バイクの大集団が道路一杯に広がって走っており、その間をぬって道路を渡るのがとても怖かったです(@_@)💦(ベトナム人のように1台ずつやり過ごしゆっくり渡るのが正しい渡り方と次第に分かりました(^_^;)
ベトナムでは日本のように交通法規が順守されていると考えると危険です。
バイクや車などは一応信号に従っているようですが、それぞれ各自の判断、創意で思い思いに走っており、日本人の目から見るといつ交通事故が起きてもおかしくない状況でした。
そのような交通事情に驚き、周りの状況、相手の反応を瞬時に判断し、何事もなく危険を回避するベトナム人の臨機応変の動きに感嘆しながらやっとハロン湾に着きました。
ハロン湾の風景は世界中でもベトナムのこの地でしか見られない特異な風景です。
ハロン湾には大小様々な多くの島、奇岩が点在し、この絵のようなユニークな景色が一面に拡がっています。
また島が多いせいか波がとても穏やかで大きな波で船が揺れることも全くありません。
ベトナムの風景は田園、山の稜線など日本の風景に良く似ていますが、空は変化に富んでいて日本とは随分違いとても興味深く感じました。
ハロン湾、この後訪れたメコンデルタなど水の多い地域では雲がとても多彩でしたが、ハノイやホーチミンなどの都会でもいろいろな種類の雲が空に浮かび雲を見ているだけでも楽しかったです。
日本に比べて水分を多量に含むベトナムの濃密な大気と熱帯に近い気候がこのような多くの種類の様々な雲を生み出すのでしょうか?
この独特な景観と変化に富んだ空の様子は絵心(*゚ェ゚*)をインスパイア―する素晴らしいモチーフです。
scean2はscean1より遠い視点からの風景で、ハロン湾の特色のある雲と空や奇岩、それらの海面への投影など水の作り出す風景にスポットを当てました。